紙の本(=書籍、雑誌)を手に取り、活字を目で追い、読む。
テレビ受像機の前に座り、スイッチを入れればいつでもテレビから流れる番組を見ることができる。
AM/FMラジオチューナー、カーラジオ、ポータブルラジオでラジオ番組を聴く。
これまで当たり前だと思っていたコンテンツの消費スタイルが現代日本に生きる私たちの生活シーンで、いま大きく様変わりをしてきています。
インターネットが生活必需インフラとして人々の暮らしに定着し、パソコン、タブレット、スマホなど、それぞれのデバイスの特徴、利点を生活に取り入れながら、驚くほど器用にコンテンツを消費するマルチデバイス時代が到来しました。
「読書」という行為も、マルチデバイスを使い分けながら、電子書籍を読むことが特別なことではなくなっています。
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www.nhk-ondemand.jp
ラジオもradikoやWIZ RADIOなどさまざまなアプリを通じ、全国のラジオ放送がいつでも楽しめるようになりました。
radiko.jp
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しかし、そういう市場の激変ぶりと相反するかのように、現在テレビ、ラジオ、インターネット、出版(紙の本)それぞれの制作現場ではサイロ化現象が起こりやすくなっています。
サイロ(silo)とは家畜の飼料や穀物などの貯蔵庫や地下倉庫のことで、英語では「窓がなく周囲が見えない」という意味があります。
縦割り構造の弊害を表す言葉としても知られ、周囲との連携が取れず、小さな枠のなか、それぞれが住み慣れた部門の既得権益で守られた世界から出ようとしない様をサイロ化現象と呼びます。
サイロ化現象に陥れば、当然、視野狭窄となり、お客様に喜んでもらえるような作品やサービス作りの障壁ともなるのです。
コンテンツビジネスにおけるサイロ化現象によって、流通情報量の天文学的な増大、消費のロングテール化など市場の大きな変化に対応できなくなってきています。
わたしたち本3.1製作委員会ではこうした視野狭窄が起こりやすくなってきた制作現場の閉塞感に対する強い問題意識をもったメンバーが各界から続々と集結しています。
テレビ(映像)、ラジオ(音声)、インターネット(情報通信技術)、出版(紙の本)、データサイエンス(統計学)の垣根を超え、それぞれの世界で培った知恵を持ち寄り、さまざまな試みを行っています。
そして間もなくその第一弾となるコンテンツが世に送り出されようとしています。
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まずはaudibleでしか聴けないスペシャルコンテンツとして、お届けします。
私たち本3.1製作委員会の基本方針は「十年品質」。
十年後も確実にお客様に愛される商品作りです。
情報解禁までいましばらくお待ちください。